ディスコグラフィー

Discography

SWAN LAKE

  1. To A Wild Rose
    アメリカのピアニストマクダウェルの「森のスケッチ」の第一曲。ほっとするゆったりスローの演奏です。ウッドベースの木の音色が活きています。
  2. 愛の挨拶
    イギリスの作曲家エルガーの曲。あたたかく優雅なスロービートです。
    ベヒシュタインピアノの透明感のあるまろやかなタッチをお聴きください。
  3. Serenade
    シューベルトの小夜曲。スロー16ビートで情感豊かに演奏しました。
    ウッドベースの陰影豊かなソロで終わっていきます。
  4. G線上のアリア
    バッハの代表曲。スイングするウォーキングベースに乗せてファンキーなジャズ演奏。各楽器が典型的なジャズアドリブ回しで盛り上げます。
  5. Swan Lake 
    チャイコフスキーのバレー曲。熱く切ないファンクに仕立てました。
    ドラムスの深いリズムの演奏で華麗なるエンディングを迎えます。
  6. 歌の翼に
    メンデルスゾーンの歌曲。軽やかな16ビートです。
  7. Moldau
    スメタナの管弦楽「我が祖国」の第2曲。
    メランコリックでジャジーなワルツ演奏です。
  8. Cavalleria Rusticana
    イタリアの戯曲から生まれたマスカーニ作のオペラの間奏曲。
    ブラジルリズムバイヨンでソウルフルに演奏。
  9. 雨だれの前奏曲
    ショパンのプレリュード第15番。静かに始まりディープなブラジルリズムパルチダルトに展開します。
  10. 恋はやさし野辺の花よ
    オーストリアの作曲家スッペのオペレッタ「ボッカチオ」のアリエッタ。ゆったりしみじみスローです。
  11. 愛の夢
    リスト作のピアノ曲の第3番。2?3クラベのラテンアレンジです。
    ピアノとベースのモントゥーノに乗せてドラムスがゴージャスなラテンソロ。
  12. Beautiful Dreamer
    アメリカのフォークソング作曲家フォスターの「夢路より」。
    ファンキーな16ビートで演奏しました。
タイトルSWAN LAKE
発売日2021年8月25日
品番TTOC 0057
発売元ティートックレコーズ
販売元ディスクユニオン
価格3300円(税込)
ハイレゾ音源 2曲付き(192KHz/24bit)
ご購入全国CDショップ、Amazon、当ウェブサイト

レビュー

アメリカで生まれたジャズでは、テーマとなる曲を映画やミュージカル、教会音楽、カントリーソングなどから選んで演奏してきました。私は、子供の時はクラシック、十代はロック、そして大学時代にジャズと出会ってジャズピアニストになった当初は、アメリカのジャズスタンダード曲を演奏していましたが、その後キューバラテン、ブラジリアンが大好きになって、そして日本の曲も取り上げて、やっぱりロックもいいなと、ジャンルを問わずこれはという曲をジャズにアレンジして演奏するようになりました。スタンダード曲というのはたくさんの方がよく知っていてよく演奏されている曲という意味ですが、ジャズスタンダードはジャズを知らない方には馴染みがないようです。ところでクラシックにはより多くの方が知っている曲がたくさんあります。そこで、このアルバムでは、子供の頃に聴いた曲、ピアノやバイオリンやフルートやサックス、打楽器などで演奏した曲、学校で歌った曲、メロディの美しいクラシックの佳曲を取り上げて、ジャズの形式にアレンジして、新しいジャズスタンダード曲としてピアノトリオで演奏しました。クラシック曲をジャズ的リズムで演奏しているのではなく、ジャズ演奏のテーマとしてクラシック曲を頂いたのです。さまざまなリズムとジャズのハーモニーで料理したクラシック曲のメロディとトリオメンバーの即興変奏演奏(ラテン語でad libtum、英語でimprovisation)をお楽しみ頂けたら嬉しいです。

クレジットリスト

バンドメンバー名遠藤律子ピアノトリオ
遠藤律子piano 山口彰bass 藤井学drums
プロデューサー金野貴明
レコーディング金野貴明
ミキシング
マスタリング
金野貴明
ベヒシュタイン
ピアノ調律
井手雄一
録音ミックスマスタリングスタジオT-TOCスタジオ 2021年2月~7月
アートワーク
デザイナー
金野貴明
フォトグラファー金野貴明
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